岸田:
そんな阿部さんですけど、今後これからこんなことしなければいけないなだとか、課題はありますか?
阿部:
今はまだまだ通過点でして。本当はこれから、世の中から障害という言葉がなくなって、子供から高齢者まで、われわれみたいな年代も含めて、みんなが一緒に過ごせるような、そんな何か街づくりというか施設というか、そういったのが作れたらなあと思っています。
岸田:
例えば具体的にこうしていきたいというものはありますか?
阿部:
これは妄想というものに入っちゃうんですけど(笑)、本当に居酒屋であれ、喫茶店であれ、いわゆる障害を持った人でも気軽にこれたりとか、本当にみんなが一緒に共生できるというか、そういった自分の中で勝手にワンダーランドと呼んでるんですけど、そんなものが将来的には作っていけたらなと。
岸田:
今の段階ではデイサービスと保育園ですけれども、そこに障害のある方もということなんですか?
阿部:
そうですね、はい。先ほど言ったように、実際にうちのデイサービスに来られてる方なんかで、確かに脳卒中で体が不自由なんですけど、でもまだまだ働ける方っていっぱいいらっしゃいまして。そういった方たちに働ける環境を用意してあげることが出来るんじゃないかとか、そういった活躍の場をもっともっと作れたらなってことは感じてます。
岸田:
やっぱりもともと介護の現場で働いていらっしゃったので、子供目線っていうよりはお年寄りに役割だとかっていうものを与えてっていうことなんですね?
阿部:
それもそうですね。あと声があるのは、障害児のお母さんたちからも結構声がありまして。こういった子たちが働く場所が欲しいとか、そういった声もやっぱり聞かれます。
岸田:
いずれはそういった子供たちも入れられるような施設を?
阿部:
そうですね。
岸田:
じゃあ、そのために今後どうしていきたいですか?
阿部:
そうですね、あまり法律の枠組みとか固定観念にとらわれない、何が人が生き生きするために必要だろうかとか、そういったところをみんなで知恵を出しながら、考えながら作っていくのが一番の近道なのかなと思っています。
岸田:
今日はお忙しい中、阿部さんどうもありがとうございました。
阿部:
ありがとうございました。
岸田:
では今日は最後に、阿部さんのリクエスト曲でお別れします。
リクエスト2曲目は光永泰一朗のシング・ユア・ソングという曲リクエストいただきましたが、これはどんな曲ですか?
阿部:
この方もいっぽの方に何度も足を運んで歌ってくれてる方なんですけど、嫌なことがあってもくよくよしないで、歌っちゃえば忘れちゃうよっていうような、明るいノリのいい曲です。
岸田:
ではこの曲でお別れです。光永泰一朗のシング・ユア・ソング。
ラジオ放送 終了(2017年4月6日 放送)