こんばんは。
先日、うちのご利用者さんの絵画個展を見に行ってきました。
たしかにその方は、脳卒中の後遺症で、いわゆる五体満足ではありません。でも、とてもバイタリティにあふれていて、絵画の才能や人脈の作り方など普通なかなか困難なことにチャレンジして成功させています。
その他のご利用者の方においても、うちのホームに来ていただいている方々には、我々スタッフの方がが教わることがこの数ヶ月の間だけでも多々あります。餅のつき方、料理、ゴルフ、書類の作り方、人形劇のやり方・・・。
現状の介護現場においては、スタッフはお世話をする人、ご利用者はお世話をされる人と区別されすぎているのではないかと思っています。
勝手に健常者と呼ばれる人達が、自分達と違った機能を持った方たちを、障がい者と呼んでいるだけではないかと思います。
おそらく、イチローさんやダルビッシュさんから見たら、そういった視点で見たら自分も障がい者なのではないか・・・。
うちのホームにおいては、型にはまった介護施設になっていくことなく、そのご利用者さん1人1人と、スタッフのそれぞれが「役割と居場所」を持つことを意識して前に進んで行けたらと思っています。
まだまだ不安だらけですが、応援してくれる人の力も借りながら、頑張っていきたいと思っております!
施設長 阿部 でした。